NIS(NEMサーバー)とNCC及びNanoWallet(NEMウォレット)は完全に分離されています。XEMや資産を送受信するためにNISは直接的には必要なく、重要なのはウォレットです。同様にNISをフルノード及びスーパーノードとして開始し、ハーベストを開始するためにウォレットは必要ありません。
これは、nisフォルダにあるNISのconfig.propertiesファイルを編集する事で可能になります。 スタンドアロンでNISを利用している場合は、packageフォルダーの中に同じファイルがあります。 インストーラを使用している場合には、program filesのNEMフォルダにあります。
1. config.propertiesファイルを開く
nisフォルダを開いたら、config.propertiesを編集します。 赤いボックスで囲まれている部分を変更します。
2. 必要な情報を入力する
赤枠の部分に必要な情報を入力します。
nis.bootKey = リモートアカウントの秘密鍵を記入します。間違っても自分のアドレスの秘密鍵を記入しないで下さい。
nis.bootName = ノードの名前を入力します。ここは自由な名前を利用できますので、好きな名前をつけてください。
nis.shouldAutoHarvestOnBoot = true と記入します。
次回NISを起動すると、サーバは自動的にノードを起動し、提供されたRemoteキーでハーベスティングを開始します。
NISサーバの運用者は、バージョンアップ作業以外はNISサーバを起動させたままです。この機能を利用する事によって自身の管理するサーバにハーベスティングを依頼した状態が永続的に続きます。これにより、知らないサーバに委任していて、気づいたらハーベスティングがされてなかったという状況を回避できます。基本的にNISサーバは再起動すると以前委任されたリモートハーベスティングを忘れてしまいます。
2.1 上級者向け
追加でハーベスティングに参加させたいRemoteアカウントがある場合は、そのリモートアカウントを追加で記述することで自働ハーベスティングが可能です。 複数追加する場合は、パイプ"|“で区切って記述が可能です。
nis.additionalHarvesterPrivateKeys = の後ろに記述してください。
デフォルトでは、nis.unlockedLimit= が4に設定されていますので、自分のリモートアカウント及び追加で記述したリモートアカウントを足した数以上の値を設定する必要があります。
Let’s Harvesting!!
追記:最近は、nis.shouldAutoHarvestOnBoot = true がデフォルト値なんですね♪