みなりん*のブログ

内容はなんでもありです。暗号通貨に特化している訳ではありません。

利用できなくなったAndroid版Monacoinウォレットから秘密鍵を取り出しデスクトップ版Monacoin-Qtウォレットで救済し利用する方法

Android版Monacoinウォレットは、2015年9月27日以降のMonacoin仕様変更により、それ以降のコインの出し入れが出来なくなっています。

私は、それを知らずにこちらのウォレットをインストールして使い始めました。

2016年の8月に何故か入金に成功しており、それ以降使っていなかったのですが、2016年11月に再度入金したところ、全く反映されないという状況に陥りました。

もしかすると、ブロックのデータベースが壊れている可能性があるという考えからデータベースの再取得を行うと、何度やっても下記の場所で止まる様になってしまいました。

f:id:mizunashi_rin:20161114021023p:plain

これを見る限り、450000ブロックにて仕様変更があった様です。

この変更により、このウォレットは仕様変更に対応しない限り使えないウォレットになりました。この記事を書いている時点では、未だ対応されておりません。

 

こうなってしまうと、秘密鍵を取り出して最新の仕様に対応している他のウォレットに入れれば問題は無いのですが、このアプリケーションのバックアップ機能の秘密鍵の書き出しを使用すると、パスワードの入力が必要で何かしらのエンコードが施された出力しか書き出せないという仕様でした。

正確にはパスコードを省略する様にする事もできますが、省略してもエンコードは施されており、純粋な秘密鍵を出力する事は不可能です。

 

しかしながら、兎にも角にも秘密鍵を書き出すしか方法がありませんので、以下の様にしてエンコードされた秘密鍵を取り出します。

 

1.左上の縦破線からメニューを出し、バックアップを選択します。

f:id:mizunashi_rin:20161114021902p:plain

 

秘密鍵のバックアップを選択します。

f:id:mizunashi_rin:20161114022518p:plain

 

3.適切なパスワードを付けてバックアップします。

f:id:mizunashi_rin:20161114022054p:plain

 

4.バックアップした秘密鍵の場所の表示がされます。

  続いて、アーカイブするかと尋ねられますので、アーカイブを選択します。

f:id:mizunashi_rin:20161114022143p:plain

 

5.アーカイブを選択すると色々な方法で秘密鍵を転送できるメニューが出ます

  ので、好きな方法でPC等に転送を行います。

f:id:mizunashi_rin:20161114022258p:plain

 

6.転送されたファイルの中身は、下記の様な実際の秘密鍵よりもかなり長い、

  文字の羅列になっています。

f:id:mizunashi_rin:20161114023323p:plain

この文字列を調べたところ、秘密鍵に対してパスワードを利用したAES 256bit CBC形式のエンコードがかけられているという事が分かりました。

 

7.openssl を使って文字列をデコードする

 まずは、opensslの使える環境にファイルを移動する必要があります。

 移動先にて、以下の様にコマンドを実行してください。

 

 $ openssl enc -d -aes-256-cbc -a -in エンコード文字列が書かれているファイル名

 enter aes-256-cbc decryption password: test  

  ↑ 秘密鍵をバックアップする時に使用したパスワードを入力しリターンキーを押します

 # KEEP YOUR PRIVATE KEYS SAFE! Anyone who can read this can spend your Bitcoins.

 TRQpijUnByVMqCxNh9HYb2JBjPc1WESHNdED27rsoC11JegLD5Xq 2016-07-29T00:56:40Z

    ↑この最後の赤い文字列がデコードされた秘密鍵となります

 

以下3行追記:2017/4/23

なお、うまく動作しない場合は、先にBase64のデコードを行ない、後からAES 256bit CBC形式のデコードを行う方法もあります。

 例) $ base64 -D -in エンコード文字列が書かれているファイル名 | openssl enc -d -aes-256-cbc 

 

 

8.Monacoin-Qtウォレットを起動して、ヘルプメニューのデバックウインドウを

  選択します。

f:id:mizunashi_rin:20161114025718p:plain

 

9.デバックウインドウの上の部分でコンソールを選択します。

f:id:mizunashi_rin:20161114030328p:plain

 上記の様に、一番下の空欄に下記の様に文字を入力します。

 importprivkey TRQpijUnByVMqCxNh9HYb2JBjPc1WESHNdED27rsoC11JegLD5Xq

        ↑赤い部分は先程デコードされた秘密鍵です。

 

正しく入力されている場合には、暫くの間ブロックチェーンを走査する作業が行われ最後にウォレットにそのアドレスにあるべきコインが現れ移行終了となります。

 

f:id:mizunashi_rin:20161114031046p:plain

こちらのウォレットは使えなくなってから1年以上経過しており、あきらめてしまわれた方もいらっしゃると思います。もし、現在でもAndroid版のウォレットがある場合は、こちらの方法にてmonaコインを救出してみてはいかがでしょうか。

MOSFETを利用した電流の吸い込み

前回の記事では、USB電源から電流を吸い込む為に抵抗を使った機器の紹介をしました。

まだ読まれていない方は、以下の記事を先に読んでいただけると嬉しいです。

blog.minarin.moe

 

今回は、MOSFETを利用して同じ様な事をしてみたいという事で、こちらの機器を用意しました。

  f:id:mizunashi_rin:20161024003134j:plain

  f:id:mizunashi_rin:20161024003213j:plain

この装置は、青色の半固定抵抗(ツマミ付き)と下写真中央のMOSFETで電流値をコントロールしています。

前回と同じ様な事をする為、小さなMOSFETにはヒートシンクが直付されています。

製品の性能としては、

 

・動作電圧 DC 3.7〜13V

・連続電流 0.15〜3.0A

・最大消費電力 15W

 

と、かなり融通が効く製品になっています。

 

そして、何より前回と違うのが、大きさです。

  f:id:mizunashi_rin:20161024004301j:plain

手に取ると更に小さく感じられます。流石です。

 

<特徴>

・3.0A以上の負荷をかけようとすると半固定抵抗が空回りします

・半固定抵抗は低感度です(細かい調整が可能)

・かなり小さいのでファンガードがついていませんので注意してください

 (ファンを壊さない様にという意)

 

注意点及びまとめについては、前回と同じですので今回は省略します。

以下の様なお遊びは、程々に・・・(こ、こいつ出来るぞ!

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<商品詳細ページ> 

  [ShopU] USB電子負荷 UEL003

  

マイニングより酷い電気の浪費方法!?

<電流吸い込み装置の紹介>

普段PoW(Proof of Work)型コインのマイニングを見ていると、どれぐらい電気無駄遣いしているんだろうかと時々思い出したかの様に考えてしまします。

これから紹介する方法は、PoWより酷い、全く価値を生み出さない電気の浪費方法となります(言い過ぎ?)。

 

最初に紹介するのはこれ。

ラズパイでも何でも無い、USBから出力される5Vの電気を抵抗を使って熱に変えるシステムです。

  f:id:mizunashi_rin:20161023220645j:plain

  f:id:mizunashi_rin:20161023220919j:plain

 

このシステムは、4つの10W抵抗をそれぞれオン・オフできるスライドスイッチがついているのが特徴になります。

写真上から0.25A(20Ω)・0.5A(10Ω)・1A(4.7Ω)・2A(2.2Ω)となっており、組み合わせで流れる電流値を調整します。

全てオンにすると、3.75Aを流す事も可能となっておりますが、ここまで流そうとすると多くの場合は供給側のUSBの限界を超え、電圧の急降下が起きてしまいます。

ある意味、どの電流値まで5V前後を安定して出力できるのか? という情報を知る事が可能という事になります。

 

そして、実際の測定では、物好きな人は必ず持っていると言われている、「USB電圧・電流チェッカー」を間に挟んで測定します。1番左の黒い箱はモバイルバッテリーです。

  f:id:mizunashi_rin:20161023222856j:plain 

 

この場合、iPad等で使用されている最大電流2.4Aを確実にクリアしつつ電圧も5V以上をしっかり保ち続けています。このモバイルバッテリーは、製品仕様にて5V/2.4Aを保証していますので、製品の性能通り良いモバイルバッテリーだと評価の1つを考察できます。

 

なおこれらの測定における注意点は以下の通りです。

・製品の仕様以上の負荷をかける場合は壊れる可能性があります

・低抵抗な抵抗は非常に消費電力が高いので発熱に十分注意すること

 

<まとめ>

これらのテストは、充電器に対するテストであり、この性能で被充電機器が充電される訳ではありません。

また、一般のUSBで充電できる機器(スマートフォンタブレット他)は、機器側で電流制御しています。そういった目的の場合は、素直にこの熱変換装置を使わずに機器そのものを繋いで下さい。特に最近の機器は、充電残量の変化により流す電流量が変化します。

 

<次回>

写真で気づかれている方もいらっしゃるかと思いますが、固定抵抗を使った装置ではなく、MOSFETと半固定抵抗を使った無段階負荷切り替え装置の紹介を行います。

 

<商品紹介>

  [ShopU] USB抵抗 0.25A/0.5A/1A/2A切替 冷却ファン付き USB電源負荷

  

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